それでも大好きなんです



「してた!」



「やきもち妬いてるの?」



「妬いてないし!もういい!」



私は怒って優樹のところに行った。



「えっ!?夏希ちゃん?」



「おい…優樹離れろ」



「いやいや、俺が近寄ったんじゃないし」



すると、拓哉は私を睨んだ。


私はすぐに優樹の後ろに隠れた。


「夏希…」



「やだ!」



「夏希…」



ちょっと優しい声になった。


拓哉を見ると、めっちゃ優しい目で微笑んでいる。



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