それでも大好きなんです



「これ流されたくなかったら、私と付き合いなさいよ」



「…わかったよ」



承諾するしかなかった。

これ以上、夏希を傷つけられないから。



「それじゃあ、よろしくね!!」



それから俺の悪夢は始まった。



「拓哉!今日デートしよっ」



「…うん」



断ることができない。

もし断ったら夏希に何かされる気がして…


「それじゃあ放課後ね!」




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