キミと一緒に。【完】
「花音ちゃん、友達からだったの?」



「うん。親友、かな」



「素敵な親友を持ったんだね」



「うん…っ」



お祖母ちゃんの言葉に、私は何度も何度も頷いた。

倉元は、良い親友だよ。

加菜恵も由斗も、私が悩ませてる筈なのに。

そんな私に連絡をしてくれて。



「もうすぐで、花音ちゃんは帰れるだろうね。心が“会いたい”って、叫んでるよ」



図星かのように、心が震えて居た。




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