キミと一緒に。【完】
「……ん……?」



ご飯が炊けたアラームが鳴ると、由斗が寝返りを打ち、うっすら目を開けた。

キッチンを出て、由斗の顔を覗きながら「起きた?」と声を掛ける。



「味噌汁の良い匂い…」



すると腕を引っ張られ、抱き締められた。



「私、ご飯を作ってるんですけど…っ」



「30秒だけ…」



「絶対、嘘じゃん…;;」



案の定、1分後に解放された。
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