キミと一緒に。【完】
しかし、アナウンスと、「医務室に連絡しろ!」と叫ぶ声に、私はハッとしてトイレを出た。

担架に乗せられて、出て来た誰か。



「由斗、どうしたんだよっ!!」



「――ッ!!」



倉元に付き添われて運ばれる由斗の姿がハッキリと確認が出来た時、右腕を押さえて顔を歪めて居た。



「倉元…?」



「ちょ…っ!;;」



倉元によって、トイレに引き摺り戻される。

2年生と倉元と私、3人の目が交互に交わる。
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