夢恋
余計に会えなくなるのは、目に見えてる…
「紗弥歌はオレの事もう好きじゃないかもしれないけど…
オレは、紗弥歌ともう一回やり直したいと思ってる」
「そんな事ないっ…!!あたしだって…あたしだって、諒の事まだ好きだよ…?」
あたしは椅子から立ちあがった。
最初は驚いた顔をした諒だったけど、あたしの言葉を思い出したのか笑顔になった。
「じゃあ…もう一回…付き合ってくれますか…?」
その言葉にいつのまにか止まっていた涙が再び溢れ出した…