胡蝶泉(戯曲)

第六場 明日に向かって!

仙人と男の子女の子が中央に。
(男の子)「ほんとだ、同じことの繰り返しだ」
(女の子)「どうしても、あのふたりは
救えないのかしら?」

ふたりじっと仙人の方を見る。
(仙人)「救えないことはないさ。すごく時間が
かかるかもしれないが、意外とそうでもないかもしれない」

(女の子)「どういうこと?」
(男の子)「可能性はあるんだ」
(仙人)「そうとも。可能性は十分にある。さっきも言い
かけたが、人間そのものを良い方向へと変えていく運動を
根気よく続けていくしかあるまいて」

(男の子)「なあんだ」
(女の子)「信じるのね!」
(仙人)「そうだ、信じるのだ。これからは蝶を見たら
あの二人だと思い、必ずふたりが死なないでいい時代が
来るように祈ることだ」

(二人)「祈ることだ!」
(仙人)「戦うことだ!」
(二人)「戦うことだ!」

(仙人)「この運動を広げることだ!」
(二人)「広げることだ!」
(仙人)「諦めずに持続することだ!」
(二人)「持続することだ!」

(仙人)「仲間を励まし、人間を革命する戦いを
根気よく全世界で繰り広げることだ!」
(二人)「繰り広げることだ!」

(仙人)「そうすれば、人類の宿命の転換は必ずできる!」
(二人)「必ず達成できる!」

ー暗転ー

大きな蝶、無数の蝶が舞い続ける中を
若者と姫が上手から下手へ。
エリート二人が下手から上手へ。
稲妻が光り、雷鳴が轟き渡って、

ーーーーーーーーーーーーーーー  幕  ー
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