恋*詠歌
「なんだ。田中かよ……」



「田中かよ……とは、なんだ!
せっかくの休みなのに、チビ達がうるさくてよ~」


オレにはお前がうるさい。




しかも田中は、オレを押しのけて、勝手に中に入っている。





七畳一間のオレの部屋には、テレビとベッド、その間に小さなテーブルがあり、壁には2~3枚洋服がかかっているだけだ。



オシャレな空間とはほど遠い、質素な部屋の隅に腰を下ろす田中。




まぁとりあえず、茶でも出しとくか……



< 26 / 29 >

この作品をシェア

pagetop