シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
真っ白な、特攻服に金色の龍の刺繍。
緩く巻かれた、髪の下先は赤く染められていて全体的に柔らかい茶髪。
でかい目に、小さな唇。
「‥‥マナ‥‥?」
やっぱり、それはマナだった。
だけど、何もしゃべらない。
「やっぱり‥‥やっぱりお前が白龍の総長だったんだな!?」
叫ぶようにして、吠えた。
そんな俺にマナは、ニヤリと笑うと。
「これは、警告だ」
男の俺でさえ、震えるほどの低い声。
これが、本当にマナなのか?