溺愛王子とヤンキー姫





「…はぁ」



俺は溜め息をついた



それは何故か…




「なんだよ…瑠樹…」



「多分…涼には無理だよ…」




「はあ?」



俺は白銀に潜入してて分かった…



「白銀は仲間を大切にする…
それは、大鷺にゆういつ欠けているものでもある…」


俺は続ける



「でも、それだけでは無い…圧倒的な力の差…やはり、白銀は最強なんだ…」



言い切った俺はうつむいた




美亜や來の顔を見れなかった…
ちょっと恥ずかしい…



「はっ…馬鹿か、俺一人が強ければ良いんだ…」



『何っ!?』



「俺が白龍に勝てればそれで良いんだよ!!」





「…」




俺は黙る…やはり涼には伝わらない…
仲間を大切にする心…それが涼に欠落してるもの…



けして、涼は強くないわけではない…
どちらかといえば強い…





「俺は白龍に勝つ」


と、言って來に殴りかかる




「っ…」



不意を着かれた來はよけられなかった




『來!!』




美亜が來に駆け寄る


そして、涼を睨みながら



『私が相手をしよう…』




「はあ?」




涼は声をあげた…








瑠樹吾side 終わり













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