雨のち曇り



由希の家の近くの階段のところに、晃さんと雄太くんがいた。



二人とも車に乗ってきていて、由希が雄太くんので、私が晃さんのに乗った。


緊張してヤバかった。


晃さんは私に色んな話をふってきたけど、私は曖昧に答えていた。


何話したのかも、よく覚えてない。


だって幸樹のことで頭がいっぱいだったから。



幸樹のことしか考えられなかった。



帰ってきたのは朝4時すぎ。



「ありがとうございました」



と言って降りた。


本当に疲れた。眠たい…。


私は由希の家で少し寝てから帰った。


やっぱりこんなときでも、幸樹が忘れられない。


もう、幸樹にしか興味ないから他の男と遊ぶ余裕なんてない。


もう嫌だ…。


この苦しみから誰か解放してよ。



私は家に帰ってから、また寝た。










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