雨のち曇り



「そろそろ行こっか」



「うん」



私たちは椅子から立って帰り道を歩いた。



「愛、ちょっと待ってて」



そう言うと幸樹はジュースを買って来てくれた。



「はい」



「ありがとう」



「愛のも、ちょっとちょうだい」



「はい!」



そう言うと私のジュースを取って飲んだ。


なんか、幸樹が私にしてくれることが、すべて嬉しく感じた。



それから電車に乗って2時間また乗った。


駅につくと幸樹が家まで送ってくれた。



「今日はありがとうね!」



「ううん。俺も楽しかったし」







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