好き・・・大好き・・・

「舞恋ちゃん、疑ってごめんね。」

西村先輩が私に言ってきた。

「いえ・・・私もはっきりしなかったのが悪かったんで。」

すると輝は自分のバットをとって私のところに近づいてきた。

「あんま気にすんな吉竹のこと。」

そう言うと輝はグランドへ戻って行った。
なんか二人には裏があるのかな。

「やっぱ、輝はいいやつだろ?」

「えっ?」

西村先輩が意地悪に言うと笑いながらグランドに戻って行った。

私は言葉を気にせずにみんなのバットを持ってグランドに行った。
でも、あれから練習に未来さんが戻ってくることはなかった。

みんなが素振りをしている中、私は未来さんがいつもやっているタオルをたたんでいた。

やっぱマネージャーが一人だと大変だな。
やることがたくさんあるし。

「こんにちは!」

みんなが挨拶をしている先には林先生がいた。

「こんにちは。」

私も挨拶をして林先生はベンチに座った。
林先生は滅多に来なくて、みんな自分たちで練習をしている。

「相澤。」

「あ、はい。」

「吉竹はどうした?なんかさっき泣きながらどっか行ってたぞ。」

こ、ここは素直に言うべきだよね。

「さっきいろいろと喧嘩になっちゃって。」

「そうか。ま、いろいろあるだろうな。」

あれ?怒らないのかな。すごく怒られるかと思って緊張したのに。
以外に優しい先生なんだな。

すると林先生は立ち上がりみんなに指導して回った。

林先生はすごくおじさんだけど、体年齢はまだまだ現役みたい。
すごい先生だと思う。

私はそう思いながらたたんだタオルをかごに入れベンチに置いた。




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