好き・・・大好き・・・

違う…


何でこんなときに雨が降るのよ…
バス停は屋根がないし。
このまま濡れるしかないのかな?

学校も遅れちゃう…
入学してそうそう遅刻なんて…
あ、でも彼も一緒に遅刻するってことだ。

仲間が一緒でよかった。
っていう場合じゃない。雨がひどくなってきた。
制服も雨でびしょびしょだし、整えた髪の毛も台無し。

折りたたみ傘もってくればよかった。
と、おもっているときに彼が折りたたみ傘をひらいた。
「もってるんかいっ!」と心の中で突っ込んだ。

入れてくれたら助かるんだけど、初対面の人に傘を入れてくれるわけないもんね。
雨も次第にひどくなっていく…

「傘…入るか?…」

突然の声にびっくりした。

「えっ…?」

彼は私が返事を言う前に傘に入れてくれてた。

「あ、ありがとうございます。」

折りたたみ傘は小さいからお互い片方の肩は濡れていく。
でも、ささないよりかはましなのかもしれない。

こうやっていると元彼のはじめて相合傘したときのことを思い出す。




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