まだ好きです(完)
★駿side★
「ピーポーピーポー」

「駿くん....あり.が..とう」

「日向、無理すんなよ」

「うん」


「駿くん.....は..優しいね」


そういって駿の手を握り締めた。


「あ。。先生邪魔だった?」


先生はおどおどと言った。


「い!!いえいえ全然!なあ日向!!」

日向はまたぐったりと意識がなかった。



「先生。日向、大丈夫ですかね?」


「熱中症だろう。駿は安心しなさい。


でも、驚いたよ。



駿はてっきり雛と付き合ってるのかと思った。」



「…先生と、恋バナしたくないんスけど//」

「あー。わるいわるい。ついつい学生の頃の癖が(笑)」

俺この先生は好きだ。


生徒の気持ちをちゃんと分かってくれる。



俺等と同じ目線で話してくれる。



いい先生だと思う。


「雛のことは、もういいんです。」


「そうか」



「あきらめないと、いけないんです。」



「それは…なんでだ?」









日向の意識が戻り始めたのか、少し動いた。




「あ。先生もうすぐ病院です」




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