ナンパ男との恋 社会人編

「ははは、わりぃわりぃ
んな ふてくされんなよー」

そう言いながら
私の顔を両手で挟むように
上に向けると


「ったく、泣きそうなツラして
小さい頭で 
何 そんな考えてんだ?」


「別に・・・何も
考えてなんか・・・」


まっすぐ こんな至近距離で見つめられると・・・


しかも、

そんな上半身裸のまま
良い香りまとってる輝樹を前に・・


「あ、あの・・・・」

「んー?どした?」

徐々に近づく顔・・・・


「その、私・・・」


「うん?」


その距離 3センチ・・・・


「あ・・・の・・・」

「うん?で、いつまで
ここで おあずけくらえば
キスしていい?」


おあずけなんて・・・・・


心臓飛び出るってば・・・
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