【続】俺様社長の溺愛
オレは泣きじゃくる小春を抱きしめた。

「悪かったな。

家まで送るよ。

さぁ、立って…」


何とか立ち上がらせたオレは、

扉に向かって歩き出した。


「待って、秀」

「まだ、何かやろうってんですか?

小春を傷つけないでください。

こんなことしても、

小春は手に入らない・・・」


「今日の午後4時。

あなたの婚約を公の場で

発表すると言っても?」


母の言葉に、

足が止まった。
< 201 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop