148cmの恋
すれ違い。
*夏木side*

朝、教室に入ると和音が一人で教室に居る。

なぜか他に誰も居ない。

『あれ、みんなは?』
誰も居なかったのにびっくりし、聞いてみた。

『あぁ、急に文化祭の練習が入ったんだ。体育館使えるようになったから。』

『え、あんたはいかないの?』

みんな練習してるのに
何で和音だけ居るのだろうと
不思議に思い、聞いてみた。

『ん、あんた待ってた。』

『え、は?』

また、和音は意味わからないことをさらりと言う。



『だっていきなり誰でもいなかったらびびるだろw』

『そりゃそうだけど・・・』あ

もう、もう、ヤダ。

和音がやさしすぎて。

何で好きでもないやつにこんなことができるんだろう。

君の欠点はやさしすぎるところだよ・・・


『んじゃ、行くか!!』

そう言って
和音はわたしの手を引いた。
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