LOVE PRINCESS(陽呂&心菜)



服を着替えリビングに戻って来た心菜は、いつもと変わらず、飯を食って朝のニュースを観てた。

俺はというと、ちょっと気にしてたりして。


食べ終わった食器を洗う心菜を横目で気にしながらも、洗濯を続ける。


洗ったシーツを干し終わると、おもいっきり腕を伸ばした。

やっぱ晴れの日は、洗濯だよな!

バルコニーで、春の陽気に気分は上り調子♪


って!


これが駄目なのか!?

これが所帯じみてるってこと……か?


洗濯籠を持って部屋に入ろうとする俺を少し離れて見ていた心菜の視線に気付くと同時に。


「はぁー……」


えぇっ!
また溜息?


しかも、さっきよりデカい気がするんすけどっ。


そして持ってたクッションをソファに投げ、部屋に戻ってしまった。


俺、やっぱ所帯じみてた?

もしかして、心菜……こんな俺、嫌なのか!?


でもさー。

俺がしなきゃ、誰がすんだよ。

心菜がしたら、飯作るだけで1日終わるっての。


んな溜息吐くことかぁ?


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