シューティングスター
勉強と炎天下。

朝7時20分。

いつもみたいに炎天下の中

見慣れた街と

駅前の少しの坂を歩いて

1駅だけ電車に乗って

また炎天下の中歩いてた。

少しばかりか、

潤くんがいないから

苦痛にしか思えなかった。

だって、夏休みなのに。

学校に行かなくちゃいけないから。

頭のどこかにキミがいた。

キミがいる。

なにかあればいつもキミのことを考えてる。

「漢字検定受かったら誉めてもらえるかな?」

とか。

やっぱり柏木くんの存在はすごい偉大で。

私にはかけがえのない存在で。

そういえばキミも

「宮澤は俺のとってかけがえのない人だから。」

そう言ってくれたっけ(//∇//)

学校は12時くらいに終わった。

友達と話ながら帰ってた。

橋を渡るところからはひとりなんだけど…

橋の上。

聞き覚えのあるメロディー。

落ち着くその音は

キミからの着信を

幸せを運ぶメロディー。

キミからのメール。

久しぶりにくれた

私からじゃなくて

君からくれたメール。

幸せでたまらなくて

炎天かも平気だった。
< 10 / 26 >

この作品をシェア

pagetop