ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
「ボスからの命令だ…ホストの潜入捜査が完了すれば…次は紅組一派に潜入だ…組は自由に選べるらしい…。お前は仁科組でいいだろ?」


「はぁ?」


「ホストの次はヤクザとはな・・・」


「俺は…」


「ボスの命令は絶対だ…お前が背けば…誰かが傷つく…俺たちはチームだろ?」


そうだ・・・ゼウスと俺は同じチームに属している。



足を洗ったつもりなのに。


やはり、俺たちの関係は途切れるコトがないのか。



「俺は帰る…」


俺がグッと唇を噛み締めて、ゼウスを無言で見送る。


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