No.1カレシ

「…悪いけどハンパなんかじゃねぇよ。
とにかく、お前にはぜってぇ負けねぇから。」


「望むところだ。」


そう言い残し万優架のもとに行く小林。


ドアが開いた向こうに待ちくたびれたというような顔をした万優架。


「どうしたの?」

「なんでもないよ。じゃあ、行こうか。」


俺に見せつけるように万優架の頭を撫でる小林。


顔を真っ赤に染め、可愛い上目遣いで小林を見る万優架。



そんな顔、ほかの男に見せんじゃねぇ。