しーくれっとらぶ
「唯~…」


龍は部屋を
歩き回るあたしに
手招きをして
あたしを
いつものように
自分の足の間に座らせる。


「唯ちゃん~…」


『ん~?なぁに?』

あたしは
あたしの肩に顎を乗せて
甘えた声を出す
龍の頭を撫でながら
聞いた。


「唯~…―俺、
ずっと唯のそばおるから
唯は俺のことずっと
好きでおってなぁ…??」


『当たり前だよ。
あたしは龍が大好きだよ?
どうしたの急に。』


あたしは龍の方に
からだを反転させて、
龍と向かい合うように
座り直した。


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