しーくれっとらぶ
「普通に入ればええやん。いらんことばっか考えすぎ(笑)」


いつの間にか龍は、いつもの笑顔になっていて、あたしは額にデコピンをされた。


『ったぁ…ι』

「ほら、入るで」


龍はあたしをお湯の中につからせて、あたしを後ろから抱き締めるようにして座った。

こんなに広い温泉なのに、ここまでくっつかなきゃなの(笑)!?

なんて思いながらも、顔がニヤけているのか、龍が後ろからあたしのほっぺをプニプニしながら言ってきた。


「なにニヤけてん(笑)?」

『え!?ニヤけてた?』

「めっちゃニヤけたで」


龍の言葉に恥ずかしくなって、あたしは真っ赤になって両手で顔を挟んだ。


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