萌えキャラ☆ツインズ!-僕達に萌えないで!-


…ん?そうじゃなくってさ。


「いつのまに、亜紀斗もやるコトになったんだよ」
「お前が、『愛奈ちゃんのメイド服姿可愛いだろうなー』とか『でも誰にも見せたくないっ!』とかってえっちぃ妄想してるあいだ」
「…………ッ!」
「あ。正解?」
「ち、ちが…ッ!」


…いや、まさにその通りなんだけど…。
てか、僕…そんなにボーーーッとしてたんだ…愛奈ちゃんのコト考えて…。
全く話、聞いてなかったよ…。


「…ふぅーん?ま、いいけどさ。でもお前がやらないなら、衣装余るし…やっぱり水城がやらなきゃだめなんじゃねぇのー?」
「ッ!!??」
「ふふ…それなら、俺とペア組んでもらおうかな?」
「え…?」
「やっぱり女ひとりで売り込み…とか、宣伝って危ないじゃん?男でも、俺みたいに可愛いとメイド服着てても違和感ないから危ないし。だから、男同士でも二人一組で宣伝活動するんだよ」


…いや。亜紀斗なら、声かけられたりセクハラされても、逆にやり返すだろ…?
じゃ、じゃなくて、それなら愛奈ちゃんにそんな危ないコトさせられないよ!


「いいよっ!僕やるっ!ただし、愛奈ちゃんはメイドさんしちゃだめだからねっ!」
「お☆おっけー」


亜紀斗はニヤニヤ笑ってる…。
なんだか、やり込められた感じがあるけど…。
まぁ、いっか…。
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