シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
「まず、『彼』って誰?
あの幽霊は、美雪さんが知ってる人なの?」
たずねると、美雪さんはこくりと首を縦にふった。
『彼は……冬貴(ふゆき)』
「冬貴……?」
『あの人は……』
美雪さんはぐ、とのどをつまらせる。
一瞬苦しそうな顔をしたあと、続きを待っているあたしに、期待はずれの言葉を吐いた。
『……ごめんなさい。冬貴に気づかれたかもしれない。
少しの間、消えるわね』
「え、ちょ……っ、待って、待ってよ!!」
消えられたら困る!!
あたしはとっさに彼女の腕に手を伸ばす。
しかしその指は完全に宙をきり……
美雪さんは、消えてしまった。
その後いくら呼んでも、あたしの前に現れてくれなかった。


