鯖を読んでる転校生=社長!?
光河はあたしの顔を覗き込んだ。

「1時間以上かかった・・・」

あたしは赤面した。

「ごめん・・・結輪、可愛すぎ」

光河はあたしを力いっぱい、だけど優しく抱きしめた。

「トラブルは?」

「直った」

「そっか、良かった」

あたしは光河の膝の上に座らされた。

「もう帰れるよね?」

「あぁ」

「帰ったらすぐに寝てもらうからね!!」

「はぃはぃ。結輪も一緒に寝る??」

でました光河の意地悪な笑み。

「バカッ!!!」

風邪ひいてても意地悪か!!

あたしは真っ赤になった。

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