堀江くんの遠回りな恋
カーテンの隙間から僅かに光がさして、朝だということが分かった


目が覚めると随分と体が楽になっていた


堀江の看病のお陰だ


ふと自分の手を堀江がしっかりと握っていることに気づく


堀江はメガネを外してベットサイドに座ったまま寝てた


堀江の頬を優しく指でなぞる


やっぱりまつげ長いなって見ていると


堀江が目を覚ます


私を見て、「起きてたのか?」ってニッコリ笑う堀江に言う

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