堀江くんの遠回りな恋
「ありきたりな場所でガッカリした?」
オレが聞くと彼女は
「そんな事ないです。よく来るんですか?」
首を横にブンブンと振りながら聞いてきた
「ああ、昔から…子供の頃からここへ来て、こうして自分の住む街を見下ろすのが好きでさ。こっから見ると下にいる人間ってすっごく小さくみえるだろ?」
とガラス張りの窓の下を覗き見る
「そうですねぇ」
と八尾 茜も目線をそっちに、向ける
「でもな、その小さい人間がこのタワーだって
こっから見える街だって全部作ってるんだ。凄いよな人って。そう思うとオレもそういう事ができる人間になりたいって思うようになったんだよな」
いつになくオレは饒舌に語っていた
彼女の方を見てみるとニコニコしながらオレの話を聞いてくれている
オレが聞くと彼女は
「そんな事ないです。よく来るんですか?」
首を横にブンブンと振りながら聞いてきた
「ああ、昔から…子供の頃からここへ来て、こうして自分の住む街を見下ろすのが好きでさ。こっから見ると下にいる人間ってすっごく小さくみえるだろ?」
とガラス張りの窓の下を覗き見る
「そうですねぇ」
と八尾 茜も目線をそっちに、向ける
「でもな、その小さい人間がこのタワーだって
こっから見える街だって全部作ってるんだ。凄いよな人って。そう思うとオレもそういう事ができる人間になりたいって思うようになったんだよな」
いつになくオレは饒舌に語っていた
彼女の方を見てみるとニコニコしながらオレの話を聞いてくれている