願うは嘘~キミは僕を忘れた~


電話の向こうでユリアの母親は泣いていた。


『ごめんなさい。。。


初めは、ユリアに教えようと思ったの。
そして教えたわ。
だけど、ユリアはあなたの名前を出した瞬間に気を失ったのよ?


どう言うことか分かる?
アナタがユリアにとって大切すぎて、記憶を取り戻そうとしたのよ。
それは、困る。
犯された事なんて、思い出して欲しくないもの。


それに、チャンスだと思ったわ……。
あなたは二流大学を卒業してそのまま二流企業へ就職した。

だけど、ユリアはアメリカの一流大学を卒業して日本の一流の大学病院へ就職が決まっていたの。



あなたを忘れる、良い機会だと思った。』


つまり、新しいユリアにとって僕は不必要な人間ってことか…?








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