先生への小さな恋
「はぁ はぁ はぁ はぁ」




葉月の息は整わない




「葉月!葉月!落ち着いて」




恋心が言う




「葉月!大丈夫か?」




陽気が駆け寄る
ビニール袋を持っていた
陽気は葉月の口に当てる




「吸って、はいて、吸って、はいて」




葉月は陽気の指示通りに息をする




「はぁー    はぁー」




だんだんと整ってきて
呼吸は正常





「もう大丈夫か?」





「はい」





過呼吸にはなっていながらも
やっぱり照れる




はぁよかった
と陽気は心の中で
思うのだった



それから葉月は見学になった
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