奇跡
『なぁサリーちゃん!店長あたしの水着姿見て鼻血出して倒れたらどおしよ笑』



『ありえへんやろ笑』



『あたしのこのダイナマイトボディーに絶対くらっとするわぁ…』



『違う意味で気失うかもな…』



『それどうゆう意味?笑』



優希とはもう普通に話せるようになっていて



いつもしょうもない話をしては盛り上がっていた。



『夏やのに彼女おらんとか最悪やわー!』



いきなり隣にいる和也さんが頭をかきながら話に入って来る。



『和也さん彼女いないんですか?』



『一年ぐらいおらんなぁ。』



『由衣さんとか仲いいじゃないですか。』



由衣さんとは、和也さんと同期のアシスタントさん。



『ないない笑。美容師同士とかまぁゆぅたらライバルやからなぁ。…まぁ好きな子はおんねんけどな。』
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