余裕彼氏。【短編】




「なにボーってしてるの? …先行っとくから」



そう言った後、振り返ることもせずスタスタと歩き去る。



いつもの事だ。




「ちょっ…!? ま、待ってよー!」



こうやって私が琉生を追いかけるのも…


私が琉生を追いかけている間横目で私をみて



ニヤリ…と口角をあげるのもいつものこと。



琉生にとっての『あたし』って



なんだろう.…。





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