好き…だけどつらいよ…


「ん、じゃ帰るか」

「っうん」


気まずいながらも
少し安心しているわたしがいる。


山里くん、だからかな?


「あー…と、花園って
電車通学だよな?」

「うん、山里くんも?」

「おう」


…会話終了。



あれ。

会話が続かない…。



「…ぶはっ なんだこれ!」

「ふえっ!?」

沈黙を破った山里くんが
いきなり笑いだした。

「ど、どしたの!?」

なんでそんな…爆笑??

「だって…、何で俺らこんな会話
すくねぇの?休みにあんなけメール
してたくせにな!」

……

「ふふっ!ほんと…そぉだよねー!」


ずっと笑い続けている山里くんに
つられてかわたしまで
おかしくなってきちゃった!
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