好き…だけどつらいよ…



キーンコーンカーンコーン───




授業の終わりを知らせるチャイムが
鳴り響く…



「あー…荷物とりにいかなきゃね…」

ん…忘れてた、、、めんどくさいー…。


木の陰の緑で寝転がるわたしたちは
起き上がることもめんどくさかった。


「きもちぃー…」

「ここにいたーい…」


二人でのびのびしてたら…



─────
─────


「─よい、弥生」

ん…

「ふぁ?」

「よっ!なーにこんなとこで
寝てんだよー」

「きょおーすけくん?」


うっすらと重たいまぶたを
ゆっくり開いて返事をする。


「ほれ。にもつ!」

「んー…」

片目を擦りながら起きあがる。


「もう6時なんだけど?」


……えぇ!?


ね、寝すぎた…。
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