禍津姫戦記
――オ……ウウ……ミヌチガ焼ケ爛レル……ケガレ神ニハ、ナリトウナイ……
「待ってくれ。その前に答えて。どうしたらモモソヒメの企みをくいとめることができる? 女王はなぜわたしと兄を――」
ぐわりと、影は姫夜の上に覆い被った。昏い声が囁きかけた。
――ワレヲ、食ラエ。
「待ってくれ。その前に答えて。どうしたらモモソヒメの企みをくいとめることができる? 女王はなぜわたしと兄を――」
ぐわりと、影は姫夜の上に覆い被った。昏い声が囁きかけた。
――ワレヲ、食ラエ。