禍津姫戦記
 姫夜は川から遠ざかりながら、つい今し方まで水ノ江の民をうるおしてきた川が、タタリ神となって村に襲いかかろうとしている獰猛な気配を、ひしひしと感じ取っていた。
 やがて景色は一変した。
< 202 / 647 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop