禍津姫戦記
「お……のれ……」
「神去(かむさ)れ!」
ハバキは柄にかけた手にえぐるように力をこめた。
「ヒ――ッ」
――白香姫のからだからなにかがほとばしった。それは血ではなかった。
「神去(かむさ)れ!」
ハバキは柄にかけた手にえぐるように力をこめた。
「ヒ――ッ」
――白香姫のからだからなにかがほとばしった。それは血ではなかった。