嘘月と約束
プロローグ
　
　
　
６年前､小さな約束をした


彼の引っ越しの日


『僕､嘘をつかない人になって戻ってくるよ』


彼は約束をもちかけてきた

『それも嘘でしょ？』

って言ったけど

少しぐらいは信じてた


でももう高校２年生になる


…やっぱり嘘だったんだ




　
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表紙・目次

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