イジワル!甘噛みヴァンパイア
「今に見てなさい、魔夜!イタズラっ子には、少しお仕置きを…」

「あー怖ええ、怖ええ。オンナは怖ええなあ。

でも、夏美は男らしいから、呪いなんかに頼らなくったって、拳一つでオトコとやり合えるだろ?なあ雄二!」

「そうそう、魔夜の言う通り!

江の島なら、そんな女の子らしい事しなくったって、僕達とガチでやり合えますから。」

「止めなよ、アンタ達!夏美が可哀想でしょ!」

「そうよ、そんな風だからアンタ達、彼女も作れないまま、男同士でしかつるめないのよ!」

冬花や周りの女子が私を守ってくれたんだけれど、コイツラもまた、言う言う。

「はいっ、そのお言葉、そのままそちらにお返しします。

魔夜先生、どうぞ!」

「オホン!え~っ君たちは即ち、占いや呪術のオタクと言うわけですか。

間違いない!オトコ共が気持ち悪がって、君たちを彼女候補から外す理由は、そこ、そこなんですよ。

…すぐ、メモりなさい。テストに出るかもしれないから。」
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