ソラナミダ





木村さんの言葉を受けてどうしても知りたかったこと。



それを知りたくて……、


でも本当はそれを理由に逢いたいと願うのが本音であって。





メールをしても、


電話をしても。







それが返ってくることは……なかった。





電気がつくことのない隣りの部屋。



例え、その気配がしたとて…インターホンを鳴らす勇気もないくせに、



行き場を失った想いが……


空回る。










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