〔完〕 うち、なでしこになるんだから
「大丈夫よ、ジュジュが止めるし、サンバさんが決めるよ。」

「すみません、本当にすみません。」

 未撫は涙が止まらない、ショックで体が動けない。

 梗子と絆が連れ添って、やっと味方のもとへ戻れた。


 そんな様子を見て、絶対止めるぞっと珠理は意気込んだ。
 一人目、止められたのもあって、自信はあった。

 しかし、止められなかった。
 しかも、蹴った方向とは逆方向に倒れた。

 急に、勝てるという思いがしぼんだ。

 でも、まだチャンスはある。勝とうと思えば、勝てるんだ。
 そう自分に言い聞かせ、勝てるという気持ちの風船を無理にふくらましている。


 次は、みずきが蹴る番。


――絶対決めて!――

 きっと、珠理や仲間たちの思いはみずきに伝わっているだろう。

 いや、自分が決めないと、あとが無いっという事を思うと、不安に押しつぶされそうになっているだろう。


――サンバさん、お願い。――

 珠理は天を仰ぐ。



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