Alice-浮気女の決意-





皿の上の料理がすっかり無くなり、取りに行こうと席を立った。



「きゃっ…」「うおっ…」



どうやら人にぶつかってしまったみたい。



「あの……ごめんなさい」



すぐ謝ってその場を去ろうとしたとき、腕を掴まれた。



「やっぱり…」



“やっぱり”??





「ここに魔女がいるぞ!!」



あたしの腕を掴んだ男は、あたしが魔女になっていたとき、レイアさんの次に眠らせようとした人だった。




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