Alice-浮気女の決意-
洒落た馬車は森を器用に駆け抜けて行く。
全身で感じる風がすごく気持ちいい。
「ね、ルイはなんの仕事してるの??」
突然聞いてみたくなった。
なんとなく、この人のことが知りたくなった。
「……」
え……なんで無言??
まさか、仕事なんてしなくても生きていけるわけじゃないよね??
「…俺は帽子屋だ」
「あっ、どうりで!!」
やたらお洒落なシルクハットをかぶってるわけね。
「さ、着いたぞ。降りろ」
着いた先は、小さな木の家だった。