夏に、恋をした。


「…敵」



一番ぴったりくる言葉を選んでから立ち上がる。

智は若干顔をしかめつつもふーん、と頷いた。




小谷の所に足早に近づく。


「…なに」


短く用事を聞くと小谷は周りを見回した。


「…ちょっと移動しよう」


そう言うだけ言って歩き出す小谷。

多分、うちのクラスには野球部が多いから気まずいのだろう。



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