夏に、恋をした。


俺は玉川さんを見る。

うん、美人。


だが、重要なのはそこではない。



「…俺より高い…」



身長が、玉川さんのが高い。

「元気だせ、和樹!」

背中をバシッと叩かれた。


そりゃあ、背が高い智にはこの気持ちわからないよな。



智と玉川さんが歩き出したから、並んで歩こうとしたら、後ろから服を掴まれた。


「空気読め、馬鹿野郎」


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