夏に、恋をした。


芹菜がいまいましげに顔をしかめた。




「…せんぱ、い…?」




人の中心で笑う姿は何も変わらない。

いや、むしろかっこよくなっているかもしれない。




なんで、ここに。




呆然とするあたし。


そんなあたしに、美山先輩は気づいた。


気づかれてしまった。



「おぉ、雪乃じゃん!」



よく通る声が響いた。


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