GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
俺はセラフの用意した黒い車の助手席に乗り込んだ。


「栞はどこにいる?」



「帝居の中だ…」



「帝居??」



何でまた…帝居なんだ?


「…帝居には四神の一人、青龍が棲んでいる。俺たち天使は青龍と手を結び、陰陽庁の特別任務を任されてる」



「…じゃあ、あの小笠原も?」



「…ああ…彼は特別任務長…俺はその補佐長を務めている」


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