GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
「クロノス様のご命令で獣神・銀狐を始末しろと言われたが…ヤツは神だ…青龍の力を持っても敵わない…陰陽師、天使、四聖獣の力を合わせて対処する所存だ」



「・・・」



「だから、お前にも早く…力を覚醒させて欲しい…」




「俺の力は…」



いともあっさりと正門と繋がる天の橋を検問なしに突破した。



普段は普通の人間が入れない帝居の中。



窓越し見る景色は西日すら通さない濃い緑陰に覆われていた。




緑陰の途切れた先に広がるのは芝生、その向こうに洋式の白亜の建物が見えてきた。







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