GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
「・・・すまない。ケルブ」




「…此処は俺が食い止める…お前は彼女を帝居に避難させろ!」




「しかし、この渋滞では・・・」



「…力を得たんだろ?」



「え、あ…」



俺は気が動転してて、すっかり忘れていた。



俺は栞を車内から出した。




「でも、どうすれば…天使になれる?ケルブ」



「身体に力をこめて、気を集中させろ!」



俺は身体に力をこめて、気を集中させる。俺はスローネに姿を変えた。

金色の髪にセラフと同じ濃い紫色の衣装。




「…俺に掴まれ…栞」



「はい」
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